アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

洋画

ピーター・パーカー、スパイダーマン、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で描かれる物語

www.youtube.com ※ネタバレしかないので本作未視聴の方は視聴してから読むことを推奨します 伝説が、壮絶に、始まる ”後悔”と運命 本作が救おうとしていたもの 「自分で蒔いた種は自分で刈る」 新しい”ホーム” 伝説が、壮絶に、始まる 『スパイダーマン:ノ…

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』感想─筋肉は世界と家族を救う!絆スーパーアクション傑作。

ワイルドスピードスーパーコンボ100点中……5000000000000点!— 青年期モラトリアム (@CGB_001) 2019年9月5日 2019年ベスト3には入ったわあれ。— 青年期モラトリアム (@CGB_001) 2019年9月5日 まさしく筋肉は世界を救うすぎてマジで大好き。— 青年期モラトリア…

『ニュー・シネマ・パラダイス』感想─「映画」を通して郷愁を否定する傑作。

好きな映画は『リベリオン』『イコライザー』『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』『ミッション:インポッシブル ゴーストプロトコル』と言ったアクション大作な僕ですが、『ショーシャンクの空に』を観て以来所謂「シネフィル」的な作品も観るよう…

『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』感想─静謐な空気溢れる、復讐のフィルム・ノワール。

2015年、この邦題がひどい!ベスト10入りは確実なんじゃないんでしょうか、知りませんが。いや、心底日本のタイトルに関するセンスのなさには呆れ返っています。タイトル以外もセンスない所が多いですけどね……その点、洋画はタイトルだけはセンスがあるので…

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』感想─「終わり」のその後、残されたものたちが示すヒーローの在り方の物語。

衝撃的な結末を迎えた『アベンジャーズ:エンドゲーム』から早2ヶ月。続編の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が早くも公開されています。観てない人はさっさと観に行ってからこの記事を読んでください。つまり※ネタバレ注意 スパイダーマンファー…

『神と共に 第二章:因と縁』感想─三人の使者の過去を描く、綿密な構成で魅せる傑作。

ふと思ったんですけど韓国映画って「洋画」ってカテゴリで括っていいんですかね。どうでもいいと言えばいいですが。カテゴリ分けは有ったら便利なもの程度のものなので。じゃあ感想行きましょう。 ※ネタバレ注意! 衝撃の幕引きで終わった『第一章』の直後か…

『神と共に 第一章:罪と罰』感想─地獄を巡り、母子の物語を描く傑作。

韓国版『バーフバリ』とまで絶賛されるレベルの超傑作らしいと噂を聞きつけた『神と共に』。正直流そうと思っていたのですが、まあそこまで言われると観に行かないわけにはいかないなと。やっぱこう、『バーフバリ』には色々と普通に不審に思う点もあるけど…

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想─超絶!地球最大の怪獣大乱闘が今そこに!

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』観ましたか?ゴジラ史上屈指の名作である『ゴジラ ファイナルウォーズ』のファンと公言する監督が、撮影前に『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総進撃』を観て作った映画である『ゴジラ キング・オブ・モンスター…

『名探偵ピカチュウ』感想─リアルなポケモンのディテールは見事な傑作。

ゲーム、『名探偵ピカチュウ』をプレイした人はどれだけいるのでしょうか。 かのクリーチャーズが開発を手がけ、ポケモンと人が共生する世界観を、シネマティックに描いた傑作推理アドベンチャーです。総プレイ時間自体はそう多くないので、そこには満足を抱…

『アベンジャーズ:エンドゲーム』感想─壮大なサーガを紡ぐ集大成に相応しい、ヒーロー映画の名作中の名作。

実は生誕から立ち会っているものの、若すぎたり妙な意地の発揮(世間的には中二病と呼ぶ(原義))をしたりと、なんだかんだ全作観てないMCU。『インフィニティ・ウォー』公開前に慌てて主要なやつだけ観たりしましたが、まあいずれちゃんと全作観ます。 それは…

『search/サーチ』感想─二つの親子を通して、インターネットの恐怖と人間の悪意を描く名作。

当時10月、色々と無茶をしてとにかく金がなかった時期で、去年で僕が唯一映画を一本も観てない月なんですよね。そしてそんな時期に限って名作と呼ばれるような映画は公開されるもので、『search/サーチ』もそう言った映画の一本でした。 TSUTAYAで借りてきた…

『キャプテン・マーベル』感想─ヒーローとは何か、ただの人間から描く傑作オリジン。

『アベンジャーズ』もそろそろ終わりですが、僕は慌てて『キャプテン・マーベル』を観に行きました。割と悪評を聞いていたので、正直流すのも、アリ、かな……と、危うく観ずに『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観るところでしたが、おそらく観てなかったら…

『スパイダーマン:スパイダーバース』感想─マイルスの物語を徹底した、お祭りアニメの傑作。

いやー、すごい映画でしたね、『スパイダーマン:スパイダーバース』。もう散々TLが期待値を上げていたので、「正直そんなでもないやろ……」と思って観たんですが、その期待値はしっかりと超えてきたから凄いです。 ※ネタバレ注意! スパイダーマンの春映画的…

『トムとジェリー』映画化記念で、個人的初心者向け作品10選を発表します。

まあ発端はこのニュースです。 というわけで、実写とアニメのハイブリッドで映画化。定期的に映画化される(というかもとが映画)の『トムとジェリー』でも、かなり珍しい事態でしょう。 この件で言われて気づきましたが、この作品群原初は80年前ぐらいなんで…

『THE GUILTY/ギルティ』感想─一つの部屋で展開される一人芝居、緊迫感は特級の傑作。

速報第91回アカデミー賞外国語映画部門 ノミネーション対象作品に『THE GUILTY/ギルティ』が選出されました!!ジェイク・ギレンホールのリメイクに引き続き、こちらも嬉しいニュースが続きます#音だけの見えない事件 #ギルティ pic.twitter.com/xhwCXSldXA…

『ミスター・ガラス』感想─ヒーローはいるのか、その結末に驚嘆する名作。

実は『スプリット』未履修の状態で観に行ったんですよ。『ミスター・ガラス』。 それでもこれだけ満足できたので、いつかちゃんと『スプリット』を観た上で観たいですね。 ※ネタバレ注意! 『アンブレイカブル』と『スプリット』と世界観を共有する作品であ…

『イコライザー2』感想─進化した「必殺」、より内面に踏み込んだ続編。

前作『イコライザー』のこと、恥ずかしながら存じ上げてなかったわけでして。そういう意味ではツイッターは非常に助かります。勝手に僕向きのコンテンツの情報がポンポンと流れ込んでくるので。まあ供給過多な面は隠しきれませんけど。 で、本当は劇場に観に…

『ユージュアル・サスペクツ』感想─映画史に残る、全てを覆う嘘。

ユージュアル・サスペクツ (字幕版) 発売日: 1995/08/15 メディア: Amazon インスタント・ビデオ この商品を含むブログを見る 新年一発目の映画として、『ユージュアル・サスペクツ』を観ました。いやー大満足。まさかまさかの展開でした。 ※ネタバレ注意! …

『ボーダーライン:ソルジャーズデイ』感想─前作の空気を残しつつ、確実に違うものになった続編

先日『ボーダーライン』を観まして、そのストーリーや展開になかなか愕然としました。 特に主人公が実は○○○だったと明かされる展開なんかは、映画のテーマとのマッチも含めて本当に驚愕しました。 『ボーダーライン』感想─観客に問いかける善悪の彼岸 - アク…

『ボーダーライン』感想─観客に問いかける善悪の彼岸

僕は普段わかりやすいドエンターテイメントタイプの映画しか観ないんですが、たまーにわかりづらい、所謂シネフィル的な映画も観たくなることが最近あります。具体的に言うと『2001年宇宙の旅』を観てからなんですが。 『ボーダーライン』もそんなわかりづら…

『パシフィック・リム アップライジング』が好きだという話。

皆さんは『パシフィック・リム アップライジング』観ましたでしょうか。観た人も観てない人も、きっとこんな評判を聞いてることでしょう。 「前作に比べてクソ!」 と……。 ※ネタバレ注意! パシフィック・リム <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(2枚組) [Blu-r…

『ヴェノム』においてヴェノムはいつエディを好きになったのか。

先日ヴェノムを観ました。無難なダークヒーローもので、ヴィランって感じではない映画でした。 で、そういう方面から言われてるらしいのが、ヴェノム、エディのこと急に好きになりすぎだろ、という話。僕は観てて特にそういうことを思わなかったので、その観…

『2010年』──あらゆる面で平凡となった「名作」の続編。

今日映画『2010年』を観た。 面白かったが……。 ※ネタバレ注意! 2010年 平凡な表現、平凡なストーリー 感想 2010年 本作はかの名作、『2001年宇宙の旅』の続編として制作された映画だ。 僕は2001年の方を一度だけ見たことがあり、その時思ったことは二度と見…