アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

『アベンジャーズ:エンドゲーム』感想─壮大なサーガを紡ぐ集大成に相応しい、ヒーロー映画の名作中の名作。

ポスター/スチール写真 A4 パターン18 アベンジャーズ/エンドゲーム 光沢プリント

実は生誕から立ち会っているものの、若すぎたり妙な意地の発揮(世間的には中二病と呼ぶ(原義))をしたりと、なんだかんだ全作観てないMCU。『インフィニティ・ウォー』公開前に慌てて主要なやつだけ観たりしましたが、まあいずれちゃんと全作観ます。

それはそれとして『アベンジャーズ:エンドゲーム』、皆さん観たでしょうか。僕は観たので感想を書いていくわけですが、まだ観てない人はこのページを一刻も早く閉じてくださいね。後悔しても知りませんからね、本当に。自己責任ですよ?僕は言いましたからね?

※ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アベンジャーズ:エンドゲーム』、正直全く予想してなかった方向に話が進んでびっくりしちゃいましたね。まあ確かにサノスのキャラからして使い終わったらストーンは破壊するだろうし、やるなら過去に戻ってやるしかないんですけど、それでもまさかいきなり5年経過するとは思わないし、まさかマジで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』やるとは思わないじゃないですか。みんな否定してたけど展開的には完全にそれすぎて笑っちゃいましたね。

本作は前回いなかったキャラ(主にブランドとかスコットとか)がメインに据えられながらも、やはりというかなんというか、完全にキャップとトニーがメインキャラでしたね。この2人の関係性が『アベンジャーズ』の終わりに相応しいわけです。当然っちゃ当然ですが。

 

全作観てない、というのを割と最初に言ったのはこの話題の前フリだったんですが、今回過去に行って色々やる、という話なので当然過去作のアーカイブ映像が出てくるんですが、特にソー関連の話は本当にあまりよくわからなくて困りました。やっぱりちゃんと全部観ておかないとダメでしたね……当然、この記事を見ている人は既に『エンドゲーム』を観たとは思いますが、一応全作観てから『エンドゲーム』を観るように忠告しておきます

とはいえそれ以外のシーンは色々と面白かったです。2012年のニューヨークは完全にギャグシーンになってたし、1970年はキャップとトニーのために用意された展開すぎて本当に泣けてきました。

あとソーに言及したから言っておきますけど、ソー凄かったですね。あれマジで太ったのかな。

 

テンプレを全力でやることに定評のあるMCUなので(だから新鮮味がないと言われたりもする)(ちゃんと新しい映像表現にはなってると思いますけどね)今回の時間旅行展開も本当に……まあ、こういう言葉を安易に使いたくはないのですが、王道の展開すぎて逆に好きですね。手垢がついてるといえばそれまでなんですが。思えばトニーとキャップが本当に優遇されたのはそういうことなんですね。フリが完璧すぎる。鬼か?

で、まあ過去でインフィニティストーン集めRTAを終わらすと、色々あってラストの総終戦が始まります。ここがまた良い。若干やりたかっただけだろって感じのシーンもありますが、やはり見所はビッグ3とサノス(過去)の戦いです。

アイアンマン、マイティソー、そしてキャプテンアメリカ……やはりこの3人の存在感は別格と言うべきですね。これまでのアクションの集大成と言った趣のアクションシーンは見所がたっぷりすぎてうれしい悲鳴が上がります。

そしてそれらを上回るサノス(過去)の強さ。もともとインフィニティストーン無しでもハルクを圧倒する強さの持ち主でしたが、今回もその強さは健在です。あのなんかよくわかんない剣もようやく活躍しましたしね。てかサノスも武器寄せできるんですね。知りませんでしたが(使わなかったし)

そして一番ブチ上がったのがキャップがソーのハンマーを「持つ」シーンです。

全部観てないのであれ持てる条件がわからないのですが、確か『エイジオブウルトロン』では「正しい心の持ち主」が持てるとか言ってた気がするので、だからこそソーが過去でハンマーを呼び寄せるシーンの重みが増してくるし、キャップが持てることの意味もまた非常に重いんですよね。キャップはどこまで行っても正義の人であるわけだ……。

 

そしてラストの最大の見せ場が、あの総集結シーンですね……あのシーン本当に凄いし良すぎて、僕テンションが上がるとかそういうこと以前に感涙しちゃいましたからね。マジで感動が先に来た……。

その後の戦いもまた派手なこと派手なこと。何度も言っていますが本当に集大成って感じで最高でしたね。

あとは、

これ本当に好きですね。具体的に言うと女性ヒーローが並び立ったシーンなんですけど。

 

あとは、まあ、ラストシーン。

端的に「私は……アイアンマンだ」が最高すぎたし、「自分の人生」を生きたキャップも本当に好きです……。

これ書こうか本当に迷ったんですけど、トニー・スタークが死んだあたり……本当に、さらっと、しれっと、「なんて冗談だけどね」ってクソみたいな空気で起きてくれよと本気で思ってたんですが……てゆうかほんとうにトニーが死んだって言う実感が湧かなさすぎる……個人的に、ある種青春のヒーローですからね……僕の中ではスーパーヒーローといえばアイアンマンだし、MCUで諸々込みにしても今まで見てきた中では『アイアンマン』が一番好きなので……本当にトニーが死んだなんて信じられないです……まあでも、最後まで頑張ってくれたヒーローに、お疲れ様と、ありがとうの気持ちを贈りたいです……おこがましいかもしれませんが……。

 

キャップもそうですね……まあでも『キャプテンアメリカ』シリーズは『シビル・ウォー』しか観てない弱者なので彼に関するお気持ち長文は他人任せにするとしましょう。ただ、本当にお疲れ様と、そう言いたい気持ちです。

 

総評としては本当に大満足ですし、単体で評価できる作品ではないのは確かなんですが、あえて文句を言うならキャプテンマーベルことキャロル・ダンヴァースの扱いですかね。彼女の出番がもっとあるものかと思ってたんですが、ちょっと嫌味言ったらすぐに出番無くなってあとはずっと出てこなかったのなんなんですかね。もうちょっとやりようがあったような気もするんですが、まあそもそも扱うべきキャラが多すぎるんで、ああなるのもある程度仕方ないところがあるといえばありますが……。それでもせっかく最強の新人、みたいな感じで出しておいてほぼ絡みゼロ、はどうだったんですかね。そんなこと言ったらほぼ絡み無しの人達たくさんいますけどね。

 

とまあ文句を言いつつも、なんだかんだと大満足だった『エンドゲーム』。こんな凄いことやってたんだなと改めて実感させられました。

今回は吹き替えで観たので、全作観た上で今度は字幕で見たいですね……色々と見落としたシーンもあったっぽいですし。

これを読んでるあなたは!ちゃんと全作観てから『エンドゲーム』観るんですよ……?