アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』感想─舞台少女を描く、圧倒的完成度の名作。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX3

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX1

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少女☆歌劇 レヴュースタァライト』、皆さんは見たでしょうか。僕の記事なんか読んでないで、現在(12月27日〜1月6日)、YouTubeで無料公開中なので見てください。リンクは下です。

……と、真面目に半分ぐらいはそう思っているのですが、それではこのブログの存在価値(あるのか?)が無くなってしまうので、真面目に感想を書いていきます。

※ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

舞台少女

舞台少女

 

少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は、公式曰く二層展開式少女歌劇、とのことです。ミュージカル(三次元)とアニメーション(二次元)で並行して企画が進んでいる、2.5次元ミュージカル、と言えば分かりやすいでしょうか。

僕は舞台版は♯2のみ観ていて、まだ♯1は観ていないんですよね。

まあ僕のブログを読んでいるような人はそんなこと承知だと思うので、さっさと話を進めますが。

僕がアニメを初見の時は舞台版のことを知らず、それでもかなり楽しめました。それだけ面白いんですよね。

劇中に登場する、古くから伝わる戯曲「スタァライト」を巡って舞台少女たちが戦う(文字通り!)この物語は、何よりもその構成が素晴らしい。

1クールという短い間ながらも、逆にその短さを活かしてとても練り上げられたストーリーテリング、舞台を彩る演出の数々、そして舞台を盛り上げる"舞台少女"達……。

かの幾原邦彦監督のもとで演出を学んだ古川知宏監督による特徴的な演出も含め、僕はこの作品がとても好きなんですよね。

一つ一つの演出がしっかりと意味を持ち、各舞台少女の掘り下げとストーリー上の伏線となっているのもそうなんですが、半ばシュールの領域に入っているその演出自体が好きなんですね。

細かいセリフや描写の一つ一つが後々まで本当にしっかり活かされてるんですよね。ほんとうに凄い。

また、単純なストーリーだけ観ても、各キャラのバックボーンを端的に示した上で物語の目的を示し、さらにそこまでキチンと到達する手際は素晴らしい。特に第一話と第十二話で演出がリンクしていく様はとても燃えるシーンです。

舞台少女達の所謂カップリング的な盛り上がり方をしたのも記憶に新しいです。かくいう僕も色々とハマりこみました。

総じて非常に完成度が高く、とても面白いアニメでした、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』。

舞台♯2の再演も決まっていることですし、来年ももっとスタァライトが盛り上がっていくことを心から願っています。