アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

『相棒』月本幸子の"卒業"に際して。

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何から言えばいいのか……わかりませんが。

僕は割と小さい頃から相棒をずっと見てまして、『仮面ライダー電王』と『相棒』が小学一年の頃のエンタメでした。

 

亀ちゃんが気がついたら卒業して、神戸くんが右京さんの元を去って、カイトくんが捕まって……(この「カイトくんが捕まった話は色々あってつい最近まで直視する気になれなかった)。そしてオラついてる官僚上がりの警察官、冠城亘になってからの相棒は、ムラもありますが全体的に安定して面白い出来を保っていました。

 

ドラマの方を全話見るのは流石に色んな意味で無理だったので、小説で全話読破したりしたのが中二の頃、相棒の見方をようやく理解したのが高校に入ってからと、相棒は実質僕の……まあ、青春といっても過言ではないコンテンツです。恥ずかしいな……。

 

そして、相棒の"安全地帯"、「花の里」。ここにシーンが一度移れば、例えいかなることがあろうと、登場人物たちの安全は保障されているように感じる場所です。

そこの初代女将、たまきさんが卒業したのがシーズン10、まあまだ僕には色々と自我がないころですし、そんな長く見てきた実感もないので特に感慨はありませんでした。

相棒 season 10 ブルーレイBOX (6枚組) [Blu-ray]

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そして新しい女将として就任したのが、「ついてない女」月本幸子です。僕はまともに見てなかったというか幸子さんが登場する回を知ったのがシンプルに中二になってからの上、シーズン13あたりまでは飛ばし飛ばし見てたので気がついたら幸子さんが収まってた印象ですね。

 

そしてシーズン14以降は、まともに頭が働いていたのもあってめちゃくちゃ面白いじゃないすか。劇場版Ⅳも出来良かったですし。そしてそこにいたのは、花の里にいたのは、当然幸子さんであったわけで。物語の始まりだったりラストだったりを、そこで請け負ってるわけで。まあ当然のようにずっと続くもんだと思ってましたね。冠城もクビになんなかったし。

 

が……想定外の事態が発生しました。

なんと第19話で、幸子さんが卒業することが判明したのです。その理由は、子供達のために教師になるというもの。

わかりますが、流石にシーズン16で発生した要素を唐突に回収してくるのは困惑します。これで脚本が太田愛じゃなかったらキレてるところでしたよ。

まあ、幸子さんが、今まで誰かに頼りきりだった状態から、自分の足で進んでいくことを決意し、そして進んでいくことは素直に祝福することですがね。それそのものは素晴らしいことです。

 

が……面倒なオタクの戯言として、本当に1年前に急に張った要素でそのキャラのいく末を決めるなら決めるで、もっと丁寧にやってほしかったかも……という思いはなくはありません。

まあ、彼女の新しい門出を素直に祝うことにしましょう。

 

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