アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』感想─新世界でのライダーの活躍を描く意欲作。

僕は基本的にブログのタイトルノリと気分で決めてるんですが、今回ほど悩んだものはありませんね。

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『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』を劇場で鑑賞することが可能だったので早速(といっても一周ほど遅れて)観てきました。

いやー…………凄かったですね。

※ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

今回の敵はエボルトの兄「キルバス」。エボルト曰く破滅型の快楽主義者だそう。

まあキルバスも良かったですが、それは後々。

今回のストーリーはビルド最終回の後、戦兎達が新世界であらすじを全話分撮り終わった後から始まります。

でまあ、かなり衝撃的なストーリーだったんですけど……。

突如キルバスが、戦兎の保管する白いパンドラパネルから出現します。これは結局理由が明かされませんでしたが……。

そしてフリマで戦兎の発明品を売っている(多分一律500円)万丈の元にクローズの絵を描いてきた女性が訪ねてきます。

と、そこに曰くカリスマダンサー「柿崎悟史」の姿のキルバスが急襲します。

そしてキルバスは戦兎から強奪したベルトを使ってビルドに変身し(このビルドはキャストを見る限り高岩さんでは無いようです。当然といえば当然ですが……)、そしてパンドラボックスを復活させました。

絶体絶命の万丈の前に、エボルト(ブラッドスターク)が復活し、颯爽と万丈を助け撤退……と言った次第です。

因みにエボルト復活はしっかりと理屈つけられていて、なんでも最終決戦の時に万丈に取り憑いていたらしい(なんだそりゃ……)です。

と、この時点でほぼ戦兎達が前の世界でやってきたことの意味は消え去っています。精々エボルトがはちゃめちゃに弱体化してるぐらいですかね。

まあ別にそれはいいんですけどね。

今回の話の軸は先程述べた女性、「馬渕由衣」と万丈の関係がメインです。

由衣さんは万丈が助けなかったせいでラストスマッシュの実験台となって死んでしまったのです。

万丈は、その当時のことを「自分のためだけに戦っていた」と振り返ります。

まあ描写的に多分戦争編開始時期のあたりなので納得です。あんまり余裕ない感じでしたし。

その彼女を、今度は「俺のヒーロー」のように助けてみせる、と覚悟を決めるシーンはとても熱いです。(俺のヒーローがなんなのかは是非観て確かめてください)

また復活したエボルトの活躍もきっちりあります。

ビルド28話等で使われたプロジェクションマッピング回想とともにキルバス攻略アイテムを作ったり万丈を煽ったり、消える消える詐欺をやったり(あそこの演出は流石にわざとらしすぎて笑っちゃいましたね)、万丈煽りからの変身補助など、お前は彼女か?と言わんばかりの万丈大好きっぷりを披露してくれます。

そのセクシーさもさることながら、今回は弱っているということで今までは少し違ったかわいらしい動作もしたりします。

ただのクリフハンガー要員じゃないので、そこは安心しましたね。

そして今作の敵キルバス。

戦兎が発明したクローズドラゴンより高性能な蜘蛛型ペットロボ(なんだその危険極まりないものは……)を拾って変身アイテムにしたりするくだりは笑ってしまったんですが、僕だけですか?

キルバスは破滅型の快楽主義者と評されるだけあって、動作がかなりやばいです。特に意味もないのに手を常にクネクネさせています。僕はこういう動作するキャラが大好きなんですが、まあ今は関係ないですね。

流石にエボルトの兄でブラッド星の王なだけあってその戦闘力はエボルトをも上回ります。

劇中では様々な(戦兎から借りパクした)武器を用いて戦ったり、何種類かの必殺技を披露してくれました。

キルバスがかっこよかったのは本当に高評価で、これだけでも充分に満足できたといえます。

そして今回の限定フォーム、クローズエボルフォーム。

正直万丈らしくパッとした活躍はできませんでしたが、ラストの必殺技三連撃がめちゃくちゃにかっこよかったので問題ないです。

総じて、非常に満足度の高い映画でした。

エボルトの活躍もしっかりと描かれますし、万戦もエモいです。

ただ、ラストだけはなんとなく解釈違いなんですよね……。

まあこれに関しては本当に見てくださいとしか言えないので、最後まで読んだ人は責任持って見てくださいね!