『仮面ライダーゼロワン』第1話感想─令和を彩る最初のライダー!期待を裏切らないクオリティ!
ゼロワン、これおもしれ〜な!?
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
仮面ライダーゼロワン、おもしれぇ〜!
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
皆さんは令和に居ますか?僕はまだ『ウィザード』『鎧武』を見てないので実はまだまだ令和に行けないのですが、まあゼロワンを見たと言うポイントでなんとか……。
以下、主にTwitterの感想の再掲メインで記事を再構成していきます。
※ネタバレ注意!
腹筋崩壊太郎が想像以上に良かったな。ヒューマギアがただの機械じゃなく、きちんとシンギュラリティしているということを端的に示す名シーンだったわ洗脳シーン。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
腹筋崩壊太郎、全てが平和になった最終回で復活して或人のギャグを見て笑うシーンがあるんだろ、俺は詳しいからわかるんだ。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
腹筋崩壊太郎が洗脳されるシーン、ターミネーター見たことないけどターミネーターだった。わかりやすい。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
正直ゼロワンに期待しているグロさは「シンギュラリティを迎えたAIを同じ形で作り直してもそれは同じと言えるのか?」という部分だから腹筋崩壊太郎二号機三号機が出てくることに意義があると言えばある。からちゃんとやってくれ〜!という気持ち。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
『ゼロワン』を語るのであれば絶対に外せない部分が一つ。それ腹筋崩壊太郎です。
放送開始前は「ネーミングやばすぎだろ」という意見が中心という印象でしたが、本編では腹筋を物理的に崩壊させるというギャグをいきなり披露するなど、新番組の始まりにふさわしいインパクトを残しつつ、その丁寧な描写によって実質『ゼロワン』の話題のほぼ全てをかっさらっていったと言っても過言ではありません。
特筆すべきはやはりその描写にあるでしょう。全体的に非常に丁寧でしたが、悪堕ちする際の描写が本当に凄い。バックヤードで先程までのステージを回想し(あえてこう言います)お客さんの笑顔を見て微笑む……という短いながらも確実に意味のある描写を入れてきたのが素晴らしい。その直前にシンギュラリティの説明をしていたおかげで、この腹筋崩壊太郎は感情を獲得していたんだろうと理解することができますし、自らの仕事に忠実な良き芸人であることを印象付け、かつそれを破壊する滅亡迅雷.netに対してヘイトをきちんと集められる……という、構造の形成において非常に重要で大切なキャラなんですよね。第1話で多少は他と条件が違うとは言え、ここまで丁寧で繊細なものを繰り出されるとは思いませんでした。腹筋崩壊太郎の今後の扱いも含め、かなり期待が高まりますね。個人的には二号機三号機が出てきた方が面白いですが、それはこの世界観がどういうロボット観なのかにもよるので慎重にいきたいです。
ゼロワン1話、「笑うなよ!」が本当に良かったな。或人が笑いを夢としているのを提示した上で目指す笑いとは何か、というのをめちゃくちゃにわかりやすく示している。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
ゼロワン君、多分高橋さんを脚本に起用するということの意味を理解してるから、或人に「ラーニング完了」とこ言わせるし、父親がヒューマギアという描写も入れるし、全体的に或人周りに不穏な描写も入れる。よくわかってらっしゃる。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
仮面ライダーゼロワンの主役の演技が濃い問題、そういえば高橋先生はアニメ文脈が得意だったよな……みたいに思ってる。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
飛電或人は芸人としては……その、あれですが、主人公としてはかなり好きですね。売れない芸人ながらも、その夢に向かっては真摯ですし。あと地味に好きなのは、会議のシーンで「落ち着いてって!」って一喝すると、みんなが静まるシーンですね。ただ覇気のない売れない芸人ではなく、社長に選ばれるだけはある器の持ち主である、ということを端的に示してると思います。
或人に関しては、『エグゼイド』が中々にあれだったので、色々と勘ぐってしまいますが、もはや誰でも思いつくような「実は或人はヒューマギア」はやらないでしょうし(逆に王道を行くのもあり、型破りは型がないとできない)、これに関しても今後が非常に楽しみです。
ゼロワン、エグゼイドで提示された「命をバックアップ化」というテーマから視点を変えて「機械の生命化」というテーマを提示してきたの強いな。AIは生命たりうるのか、という話が見れるんじゃないかと期待できる。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
ゼロワンの描写的に全ヒューマギアにシンギュラリティが訪れていたわけではなく、たまたま腹筋崩壊太郎だけがシンギュラリティしてたのかな。まだまだ描写が足りないからよくわからん。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
ゼロワン、色々と想像できる部分はあるけどまだ確定してない部分が多いからなんとも言えない。でもある程度は予想通りになるんじゃないかと思うな。エグゼイドはその点素直に行ったから……。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
まだまだ描写不足ですし、このドラマの行く末に関しては正直予想が全くつきませんが、それでもおそらくこの時代にAIを取り扱うなら、視聴者の大半が見たいと思っているテーマが見られるんじゃないかと思いますね。
平成ライダーってそこまで「ヒーローであることの不幸」を描いてこなかった印象がある(やる時は最大限エグくするけど)から、ゼロワンはそこを「望まない形での夢の実現」という形で描いてきたから本当に期待できる。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
MCUスパイディが好きだから……。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
あとすげ〜地味に良かった点がヒーローの悲愴を描いていた点ですね。ライダーは「力を持つことの懊悩」「戦うことに対する葛藤」はメインで取り扱ってきましたが、そもそも「誰かを力で守ることに対する葛藤」はクウガ以降そこまで見られなかった印象なので。みなさん力に対しては疑問を持ちますがそもそも誰かを守ることに対しては全くと言っていいほど疑問を持たないので。『ジオウ』なんかはその極地じゃないですか。王様になりたいから民を守るのは当たり前という感じでしたし。せいぜい自分がこのまま力を持っていると未来が……という葛藤だけで、そもそも戦うことに対しては迷いが無かったので、そこに対して切り込んできそうな『ゼロワン』には期待できます。いや、正確に言うと『スパイダーマン:ホームカミング』的な描写が好きなんですけどね。誰かのために自分の全てを捨てることができる……という。
まあ今更「AIが自我に目覚めて人類に反乱」も手垢がつきすぎてるジャンルだから捻りがあるのはいいことだけど、AI自体は絶対的に善いものである、という風に描写してきたのはニチアサかな、って感じだ。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
滅亡迅雷は人間じゃないと嘘だと思うけど、じゃあそれはAI賛美に繋がるだろう、みたいな文句が無いかと言われれば嘘になるんだよな。難しいな……。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
ゼロワン、全体的に機械音声と展開のリンクという遊びが多かったけど、『迷子のご案内です』に関しては迅の無邪気な子供のようなキャラクター性を聴覚的視覚的にわからせるいい演出だった。マジであそこは感動した。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
ゼロワン、中盤辺りでヒューマギアの人権問題の話になって、或人が「ヒューマギアだって命!」みたいなこと言うと「でもその命を何のためらいもなく殺したじゃないか!」みたいな話になったの辛かったな……。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
正直色々な意味で傑作だった『ジオウ』の後なので、かなり期待値は高めだったんですが、こちらの期待を軽々と超えてくれてなんだか後方彼氏面して嬉しくなってしまいます。
アクション面も非常にかっこよかったですし、戦闘終盤の「車を飛びつぎ、バスを貫通していく」描写は白眉です。あと全体的に画面中にデジタルなエフェクトが常にあったのが凄い良かったですね。いかにも近未来という感じで。そういう話をするなら『ゼロワン』の近未来観、『シノビ』のそれから全く進歩してないんですが。
仮面ライダーゼロワン 第01話[公式] https://t.co/OFGUAEjFNz @YouTubeより
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日
令和という時代にAIに真摯に向き合った精緻な描写が本当に素晴らしいので皆さん見ましょう。
ま、長々と書いてきてあれですが、とにかくみなさん見ましょう。僕のブログなんて読んでるより『仮面ライダーゼロワン』を見たほうが一兆倍有益です。
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ISSAは平成崩壊太郎よりも平成吸収太郎よりも平成舗装太郎でしょ。
— 寝坊崩壊太郎 (@CGB_001) 2019年9月1日