アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』感想─圧倒的密度で締めくくる、Aqoursの物語。


冒頭映像7分公開!「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」

遅まきながら『ラブライブ!サンシャイン!!』にハマりまして。最初はそうだな……観てみるか……っつって1月31日まで無料公開していた本編を視聴したんですが、完全にやられましたね。

第1期を見終わった頃には「Aqours!サンシャイン!!」って叫んでました。嘘です。「Aqours最高……」ぐらいです。

でまあ慌てに慌てて31日のギリギリまでかかって一期二期通算26話を完走し、恐らく最もベストな状態で『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』を観に行きました。

結果は……

※以下ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

何が凄かったって、そりゃ物語の密度です。

大雑把にまとめてみても、

  1. 6人になってしまったAqoursの苦悩
  2. 統合先の学校との確執
  3. 鞠莉の母親との対立
  4. Saint Snow理亞ちゃんの懊悩
  5. そしてAqoursのライブ

と、ざっと5つの軸がありました。おかしいですね。いやおかしいでしょいくらなんでも。要は本編で13話掛けてやる様な(やった様な)内容を、たった115分の中に詰め込まれていたんですよ。そりゃ胸焼けも起こしますよ。僕だけですか?

ところで、公式サイトのあらすじは

浦の星女学院のスクールアイドルとして参加する最後の「ラブライブ!」で見事優勝を果たしたAqours
新たな学校への編入の準備を進める2年生、1年生の前に、想定外のトラブルが連発!?
さらに、卒業旅行へ向かった3年生が行方不明に!?
離れ離れになって初めて気づく、お互いの存在の大きさ。
新しい一歩を踏み出すために、Aqoursが辿り着いた答えとは——?

みんなで目指した輝きのその先へ!
未来へはばたく全ての人に贈る、最高のライブエンターテインメント・ムービー!

ラブライブ!サンシャイン‼︎official web siteより引用

http://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/sp_movie_story.php

という、当たり障りの無い文章でした。

 

そんな高密度の本編も当然、期待を裏切らないどころかはるかに超えてきました。

離れ離れになってしまったAqoursの3年生と1年生2年生。Aqoursは、再び0からのスタートになるのか。

Aqoursとして、スクールアイドルとして頑張ってきたことは全て無駄だったのか?

それらの問題を様々な角度から描き、離れていても心は繋がっている、紡いできたことは決して無駄では無い、ずっと残り続ける、というテーマを真正面から描き切りました。

サンシャイン!!特有の(初代ラブライブ!は見てないのでよくわかりませんが……)直截的に言葉を紡ぎ重ねてテーマやメッセージを伝える熱い展開はそのまま、劇場版になってより豪華になった演出で紡がれるメッセージは、誇張抜きで感動しました。

Aqoursの熱意が大勢を繋いでいくラストの展開もまた熱い。

ここら辺が健在で、観てて本当に嬉しかったですね。まだラブライブ歴ほぼゼロなのに。

また劇場予算で披露されるライブパフォーマンスも凄まじかったです。劇場版は特に静と動がはっきりと区切られている感じがありましたが、その分ライブパート……というか前半部に関しては実質ミュージカルパートでしたが、そのクオリティがとても高い。衣装もほぼ同じものはなく、作画も3Dと2Dの分量がそれぞれ多くて大満足のボリューム。

恒例の超空間ライブも健在でしたし、Saint Snowのライブも観れましたし、その点も大満足でした。

総じて、テレビシリーズの集大成として、何よりAqoursの物語、その結末としてとても満足いくものだったと思います。

 あと、とても重要なポイントとして、キャラがちゃんとかわいかったです。

特に善子ちゃん。ここまで跳ねるとは思ってもみませんでした。

まだ今からでも遅くありません。Amazonプライムビデオにもラブライブシリーズが追加されるようですし、僕のブログを読んだ人はぜひ観て下さい。


劇場版公開記念!劇場版挿入歌「Hop? Stop? Nonstop!」スペシャルムービー


「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」見どころチョイ見せPV