アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

『チェンソーマン』第1巻感想─残酷なほどに生々しい、生きることを描く作品。

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックス)

なんで僕はこれを読んでなかったんだろうって今日思いましたね。これを読んでなかったら僕は危うくTwitterにいられなくなるところでしたよ。読んだ人から無限マウントをとられ続けるので。ただでさえ色々とダメなのに440+税の作品を読んでないのお前wwwwwみたいな。

※ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんじゃこれ!面白い!面白すぎる!サイッコー!

はい。真面目に感想をつぶやいていきますね。

 

これは読み終わった直後にテンションが限界突破してTwitterで呟いた感想群です。意味がわからないですね。いや、意味はわかるんですが。

 

 

さらに限突として爆誕したのがこのツイート。久しぶりにランニングしましたよ。単純に半年ぶりなのとペース配分とかミスってすぐにバテましたけど。

 

シンプルに、まずストーリーの展開の早さが凄く良いですね。近年は展開が早い方が人気が出るといいますが、僕自身は早けりゃいいもんじゃねえぞ……って懐疑的な方ですが、この作品はシンプルにやりたいことに対するスピード感がわかりやすくて良い。

まず第1話で主人公周りのあれこれをパッと描写して、そして驚きのある展開まで持っていく流れの構築や、描きたいテーマ的なものを第1話内で完結させて描いているのが非常に素晴らしい。

実は現状で十分満足していた、というところに持って行って、さらにそこからでも欲はみんな我慢できるもんじゃないし仕方ないね、からの邪魔する奴はぶっ殺す!の流れ、本当に凄い。美しさすら感じる論理展開ですよ。どう生きていたらこの思考回路を搭載したキャラクターを創造できるのか気になりますね。

 

その後の話もいいんですよね。最底辺だったから全く参考にならなかった主人公周りの生活感と違って、しっかりと時代背景を見せてくれたり、この世界における悪魔やそれに対する組織の在り方等々、世界観と小道具の魅せ方が非常に上手です。

デビルハンターが官民両方にある職業だったり、法律は割としっかりしてたり、悪魔が一般的に憎まれている存在だったりと。主人公の異端さを、魔人も使って徹底的に(そして非常に軽く)描写しているのも非常に良い。

あの世界で悪魔とは普通に憎まれる対象なので、デンジも割と同様な扱いなんですよね。まあそんなこと微塵も感じさせない構成は流石の一言しかないですが。

 

作画面も非常に良いですね。殺伐とした世界観に合っていて、躍動感もありつつ女の子が非常に顔がいい。まさか作中でいうとは思ってませんでしたが……。

表情の書き方が本当に良いです。良い漫画は表情がうまいといいますが(出典不明)、この漫画も例に漏れませんね。

 

と、まあ、久しぶりに読み終わった後に迷いなく名作!と叫んだ作品です。僕のシンプルでガバガバな感性ですらこうなんですから、多分普通の人でも面白いと思います。2巻も、後一ヶ月で出ますしね。

 

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックス)

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ファイアパンチ 1 (ジャンプコミックス)

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