アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

『劇場版 幼女戦記』感想─共産主義への痛烈な風刺、存在Xの存在感消えぬ続編。

「 劇場版 幼女戦記 」 オリジナルサウンドトラック

 

「 劇場版 幼女戦記 」 オリジナルサウンドトラック

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『劇場版 幼女戦記』やや遅れて観ました。なんというか、相変わらずKADOKAWAの正気を疑う内容でしたね……。

※ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

今回の劇場版はテレビシリーズ直系の続編ということで、特に説明なく共和国の残党狩りのシーンから始まります。このシーンから幼女戦記特有のよく動く空中戦全開です。

その後のメインの軸は対連邦国戦になります。

この対連邦国戦が酷すぎて、本当にひどい。

中盤ごろの連邦国首都モスコー(隠す気あるのか?)襲撃戦の酷さといったら劇場内で失笑が多々漏れ出るほどですね。後所々に入る共産主義批判というか、もうもろ罵倒になっていましたが、あれは痛烈すぎて乾いた笑いが出ますね。KADOKAWA、あれいいの?

今作はもう一つ大きな軸としてメアリー・スーとの対決が大きく報じられていましたが、彼女の出番は後半までほぼ無いに等しかったですね。

今回は彼女の存在が、よりターニャの存在の異端さというものを際立たせる役割でもあり、セリフなしにもかかわらず異常な存在感を放っていた存在Xの嫌がらせの側面を補強する役割として十分に機能していたと思います。

何より彼女が本格的に活躍しだすと、画面がグリグリと動き出すので非常に視聴者に優しいキャラです。出てくる作品間違えてるだろ!と言いたくなるような超高火力の光学魔法は文字通りレーザーですね。

それ以外にも、まあこの映画だけだと、メアリーはただのクッソ迷惑な奴でしかなく、そういう面でも視聴者を飽きさせない存在でした。

アニメでも印象的だったギャグシーンのセンスも遺憾無く発揮されていましたし(劇場内に笑いが響いていたのは本当の話)戦闘シーンは特に劇場の恩赦を受けたと思います。あの低音が胸の底まで響いてくる感覚は劇場の音響ならではと思います。

週替わりの特典もありますので、皆さん僕のブログ読んだら暇があったら観に行ってください。

 

「 劇場版 幼女戦記 」 オリジナルサウンドトラック

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幼女戦記 アニメ完全設定資料集

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