アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

『VA-11 Hall-A ヴァルハラ』プレイ日記─1日目 プロローグ〜デモ─

VA-11 Hall-A ヴァルハラ - Switch

面白いとの評価をよく聞くゲーム、『VA-11 Hall-A ヴァルハラ』。単純に僕は2Dドットとかレトロテイストが好きなのもあって、Switchに移植と聞いて即購入。金欠です。

今の時代、レトロテイストを求めるならSteamが一番なんですよねぇ。ただ、学生にはパソコンなんて高尚なものは家族パソコンしかないので、データのダウンロードができない制約上、Steamは無理。となると、やや割高ですが、移植を待つしかなくなるわけです。

ま、前書きはこの程度にしてプレイの話をしていきましょうか。ネタバレ注意です。一応。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つける前にアプデの話をされて、待つこと3分。

オープニングがすごい良き感じです。『ロックマン2』が好きと言えば話が伝わるでしょうか。

僕はゲームをやるときは必ず「オプショォン!」と言いながらオプションを開くのを最初にするようにしているので、[設定]を開きました。いじるべからず!な項目ばかりでしたが、画面に架線をかけられるやつ(正式な名称を忘れてしまった)があったのでとりあえずかけておきました。

で、画面左上になんかあったので、タップしてみるとなんとプロローグと書いてあるではないですか。これ見逃したらどうするんですかね。特にデモ-アナの方。あれやってないと困るような……普通に本編に組み込めばいいような気もするんですが、まあそれはそれです。

で、始めるとなんか意味不明な文言が飛び出てくるじゃないですか。犬。基本的にプレイヤーとジルの感情は一致しない(ジルはジルなので)構造になっていますが、ここだけは完全に一致するようになってますね。まあ、最初なのでプレイヤーにまだ優しい時です。

で、客が来ると、本当に、犬。ここ、衝撃すぎてスクショも撮れなかったんですが、まーまー衝撃ですね。サイバーパンクは伊達じゃない。

で、いざゲームの本旨たるカクテル作りを、その、やったろうじゃない!と、僕個人の思想は置いておいて、始めるじゃないですか。なんかオシャレな検索システムも出てきましたし、さあやろうと。で、ここにぶち当たるわけです。

僕はもう少し冷静になるべきでした。

で、ネットで調べること10分。人生を無駄にする、とはあの時間のことを言います。

 

閑話休題。犬だらけ(名前が素晴らしい!)の中で、ようやく人間が来たと思ったら、なんと……そう、僕はレイシストじゃありませんが

ロボットが来たわけです!ロボット。この時点だとディールのことが何もわからないわけですが(作中人物は知っているから話が進む)、酒によって酔うことで世界観の説明をしてくれる、という作劇構成は、そのキャラの深掘りと説明を兼ねた見事な技です。

 

ことここに至ってようやく書いてある文言の意味を理解した人間。まあオンザロックは知ってたけどミックスとかブランドとかの意味は全く知らなかったので……。

その後も犬の相手をしながら、暇つぶし(暇つぶし?)に人間(人間ではない)と会話したり、獣医と会話したりとストーリーが進んでいくわけです。ベティが凄くいいですね。近年の人類はギャップに弱い、なんて言われがちですが、僕も見事にそんな人類ですよ。

あとなにげすごいと思ったのが、ナチュラルに同性愛が肯定されてる部分ですね。これ、出来てない未来ものもありますからねぇ。僕自身価値観のアップデートで日々忙しいですが、こういうのを見ると世界は確実に進んでいると思うことができます。

で、酔っ払ったベティとディールの逆ギレ含む会話の中で、色々と世界観のことがわかってきます。現代(つまりゲーム内の世界の)では動物も機械によって人間とそう変わらない生活ができてるとか、所謂アンドロイドはリリムと呼ばれるもので、後見人のもとで自我を育てて"独り立ち"していることとか、義肢技術が発達して、強化手術と呼ばれる程度まで来ているとか。腕をとっかえても、その能力に見合ったスキルがついてくるわけではない、という視点は、目からウロコではありました。僕が不勉強なだけですが。

犬の話はなかなか面白かったですね。種族が違えば争いが起きる、というのは現実世界でも腐るほど聞く話です。僕個人としては非常にどうでもいい話なんですが、そういうのにこだわる人がいるのもまあいいんじゃないんでしょうか。多様性の時代ですし。

で、やたらと哲学的な時間が終わり、店長から衝撃の一言。店が無くなる。僕自身大して思い入れもないですが、まあ気になる引きです。

で、アナ編。別に前日のショックを引きずっているわけでもなくひたすら暇なジルのもとに日本風の学生風の成年女性が訪れます。最初、あの腕は単純に描画されてないだけだと思っていた人は僕以外にもいると信じていますから。

だいぶ面白いですね。色々と考察の余地がある。何故ジルにだけ見えるのか、そもそもどういった存在なのか。彼女が語ったことは真実なのか、それともジルの頭の中にだけあることなのか。僕としては、やはりこういうのの金字塔、『ブレードランナー』を思い出しましたね。まああれは僕はビジュアルだけの映画だと思っていますが。原作もやたらと陰鬱なだけですし……何がいいんですかね。わかりません。

ところで百合SFといえば、最近妙な人がまた取ってない鬼の首を取ったように騒ぎ立てていましたね。バカがバカやってるのを見れるのはネットの特権ですかね。リアルでも別に見れますが。百合は関係性の形の一つであって、恋愛、ヘテロと大して変わらないものであると考えていますが、どうなんでしょうね。とりあえずこれ以上の言及は僕の負けになるからやめておきます。もう負けたような気もしますが……。

アナというキャラは非常に良いです。単純にビジュアルが非常に好きなのもありますが、その役割的なものが合わさって良さがマシマシです。まあ、全然普通にわからないので今後に期待、といったところですかね。

 

で、今日はここまで。とりあえずプロローグだけやった感想としては非常に良いです。観想的な会話やイカしたキャラクター達、高品質なドット、サウンド……ゲームシステムに関してはあまり言及しないでおきますが(まだあれの良さを理解したとは言い難い)ファーストインプレッションとしては非常に良いものかと。

2日目以降が楽しみですねぇ!

 

VA-11 Hall-A ヴァルハラ - Switch

VA-11 Hall-A ヴァルハラ - Switch

 
VA-11 Hall-A ヴァルハラ - PS4

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VA-11 Hall-A (ヴァルハラ) - PSVita

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