アクト-レヴュードライブ

備忘録的なものです。

初雪をスノトレで踏みしめることの感動。

僕は北海道民だ。

だから、膝どころか腰まで埋まるぐらいの雪が降る、なんていうのは冬期間になれば日常茶飯事……流石に言いすぎた。本格的に降り出すと、常に大体足首ぐらいまでは埋まる。

北海道にとっての冬は、都会でも大体長い。11月、早くて10月とかに降り出し、雪が完全に溶けるには4月、酷いと5月上旬ぐらいまでかかる。まあ、そんなことは滅多になく、僕の薄ぼんやりとした記憶の奥底にそんな記憶があるぐらいだ。

今回の話題になっている初雪は、踏めるぐらいまで積もった状態に初めてなった雪のことを指している。実際に初雪というと、積もる前に消えてしまうことが多い。

今年の初雪は、最速で降った地域で11/14、札幌でさえ11/20という有様だ。そう長く生きてない僕でさえ遅いな、と気にしてしまった。

朝からバスを利用するようになってからというものの、雪に対する憎しみも増えたが、未だ雪に対してはワクワク感が勝る。

小学生、いや幼稚園児の頃のスピリットを未だ知っていると自負しているが、やはり雪が降り積もることへの感動は、日常の中でも屈指のものがある。

ある朝起きると、なんだか部屋が寒い。心なしか、空気も乾燥してる気がする。そして朝の習慣として、顔を洗ってカーテンを開けると、視界は一面銀世界となっているのだ。心踊らないわけがない。

まあその後すぐ、雪かきに駆り出されるのだが……。

そんな朝に、スノトレを着て出て行く。

ちなみに、一応スノトレとは何かを言っておくと、降雪地帯における、実用性とデザインを兼ね備えた、道民にとっての冬の愛用靴です。勘違いされがちだけど、別にスノトレを着たからって滑らないというわけではなく、滑りづらくなる、というだけの話です。無理だから、あんな氷の上歩くとか……。

話を戻そう。

玄関の扉を開けて、冬特有の乾いて冷たい、外の匂いがする空気を吸い込みながら、雪の積もった地面に足をつけるのだ。

軽くも重くもない、雪を踏みしめる感覚が足から身体、そして脳へ流れ、ああ、冬だな……とか思うのだ。

ところで、積もった雪を踏みしめる時、すごいこう……なんていうんでしょうね、サクッともふわっとも違う、あの軽さと重さを兼ね備えた音。ギュッ?

とにかくあの音がすごい好きで、あれを聞くと、ああ、冬が始まったな、そんなふうに思うんですよね。

あと朝早くの、誰も歩いてない雪に足跡をつけていくのも大好きなんですよ。自分だけがこの世界にいて、自分がこの世界を支配してるような錯覚に落ち入れるので。

そんな子供心をくすぐる雪が積もった朝、北海道でしか見れない景色なので、是非とも皆さんに経験してもらうために北海道に移住してきてほしいですね。札幌、オタクにはオススメですよ。他に住むよりは楽なので……。

 

でもこの記事執筆時点では、札幌雪全くないんですよね。結構異常気象だと思いますよ?本当に。